推しのVtuberと個別トークしてきた話
11/1(日)にベルサール飯田橋ファーストで開催された「Talk aVout!!」というにじさんじのトークイベントに参加してきました。
コロナ対策で席数が半分に減らされたので、チケットの抽選は望み薄でしたが、幸運にも当選していました。
参加したのはVol.1 昼の部 出演者はシスター・クレアさん、轟京子(とどろき きょうこ)さん、そして自分の「推し」である社築(やしろ きずく)さんです。
トークショー本編は出演ライバーがそれぞれ企画したテーマに沿ってトークやゲームに興じるといったもので、どれもライバーさんそれぞれの個性が出ていてとても楽しいものでした。
「頭のネジが一本飛んでる」と評されるだけあってぶっ飛んだ提案や回答を繰り出すロキ姉こと轟京子さん。シスターの名を体現せんばかりの綺麗な回答をこたえつつもしっかりにじさんじライバーらしい意外性のあるクレアさん。
そしてにじさんじのオタクくんとの評を体現せんばかりにサブカルネタを展開する社さん。
元にじさんじSEEDs一期生同士らしい仲のいいトークでした。
個人的に一番笑ったのは企画に勝利した社さんとクレアさんにあんみつが出されたときに社さんが放ったグルメスパイザーのモノマネでした。 社さんの喋りは気に入ったネタはとことん擦る悪いオタクの見本みたいなところが面白くて配信見てても飽きないです。
一時間半のトークがあっという間に感じるくらい濃密なイベントも閉幕し、いよいよ個別トークの時間になりました。
各ライバーごとに大体30~40人くらいの当選者がいて、このとき
「これは個別で話せる時間、某アイドルの握手会なみに短いのでは?」となりました。
実際その通りで、トーク時間は約一分ほどだった気がします。
体感時間はそれよりもずっと短く感じましたが。
個別トーク参加者の列形成が始まったとき、いの一番に並んだのですがもうその時点で心臓が早鐘を打ってました。
今までいろんなコンテンツにハマってきましたが、(バーチャルとして)実在する人物にハマったのは初めての経験だったので、緊張もなおさら。
チケットが当選したときから自分が話したいことはいろいろと考えていましたが、なによりも伝えたかったのは「社さんの配信で語ってくれた社さんの好きなコンテンツに自分も心底からハマることができた」ということでした。
社さんが頻繁に勧めているコンテンツには、「beatmaniaⅡDX」、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」、「シオリエクスペリエンス」がありましたが、
社さんを推すようになる前からハマっていたビートマニア以外にはほとんど触れていない現状でした。
もとより後先考えずにゲームソフトやボードゲームを大量に買い込んでいる身で、さらにこれ以上触れるコンテンツを増やすのは大変だなと考えていた中、個別トークに当選し、今度は社さんに話したいことがなかなか見つからずに苦労していました。
そんなとき、「それならいっそ社さんが好きなものについて話そう」と思い立ちました。
そういったいきさつで10月の頭に有給を取って、わたモテとシオエクを読もうと満喫に行きました。
二時間後、わたモテの原作を初めてよんだオタクの感想がこの有様です。
わたモテ、感情の波に呑まれてしまう
— ArKitype (@_ArKitype) 2020年10月16日
1話読むたびに悶え苦しんでる
— ArKitype (@_ArKitype) 2020年10月16日
ただの限界オタク
シオリエクスペリエンス、1巻読んだけどもう泣きそう
— ArKitype (@_ArKitype) 2020年10月16日
めちゃくちゃ熱い
多分社さんの配信見てなかったらわたモテもシオエクも読む機会もまず無かっただろうな
— ArKitype (@_ArKitype) 2020年10月16日
どっちもすごく刺さる漫画だった
もともと流されやすいタイプでしたし、面白いのハードルが低い人間でしたが、ここまでガッツリハマってしまうとは思いませんでした。
結果として、週末には両方とも原作を全部そろえてしまいました。
いくらなんでもこの二日間で漫画買いすぎた感ある pic.twitter.com/H5glc8wr53
— ArKitype (@_ArKitype) 2020年10月17日
わたモテは、アニメ以降の話で、主人公のもこっちの人間関係がめまぐるしく展開していき、まさに「てぇてぇ」の過剰供給でした。 少しずつ前向きに変わっていきつつも根っこの少し気持ち悪いところが変わらないもこっち、そんなもこっちにどこか惹かれて集まっていく沢山の友達、その過程のあまりにもの良さに打ちのめされてしまいました。
そして、シオリエクスペリエンス。 ジミヘンが主人公の女教師に憑りつくという導入は社さんの配信で知っていましたが、それ以外はほとんど前情報なしで読みました。
もうほぼすべての話で泣きそうになりました。 主人公の紫織と彼女についてきた各バンドメンバーの物語があまりにも刺さりました。 夢をあきらめた人や、夢を否定された人、自分に疎外感を感じた人や、どうしようもない衝動に突き動かされた人、様々な人物の感情がバンド活動を通して情熱的に描かれていて、すごく感動しました。
今の自分の趣味との付き合い方では間違いなく接点のなかったであろう両作品。
それらに触れる機会をくれた社さんには本当に心から感謝しています。
もちろん推しのライバーが勧めているからここまでハマった、という補正もあるかもしれません。 でもこの2作品を読んでどうしようもなく心を動かされたのは事実でした。
その感謝をこの個別トークでなんとか伝えようと決めました。
いよいよ各ライバーそれぞれのブースに参加者が並び、個別トークが始まりました。 社さんのブースより少し早くクレアさんの個別トークが始まり、ブースの衝立を貫通して、クレアさんの声が聞こえた時、まるでそこにクレアさんがいるかのような陥りました。 緊張しきってるのも相まって心臓が飛び出すかと思いました。
そしてとうとう社さんとの個別トークが始まりました。
トークショーが始まる前に名札をつけ忘れてたために名乗るまでに5秒ほどロスしてしまいました。 痛恨のミスです。 自分の名前が「あーきたいぷ」であると告げると、社さんは「存じ上げている」と言ってくれました。 もうこの時点で息が詰まりそうでした。
その後、なんとか声を振り絞って、言いたいことは言えました。
まず、わたモテを読んだこと。 そのなかでも、もこっちがゆりちゃんとの電車での別れ際に初めてゆりちゃんを名前で呼んだシーンが一番心に来た、ということ。
そして、シオエクも読んだこと。 その中でも15巻ラストのシーンが一番心に響いたこと。
どちらも、社さんは優しく肯定してくれました。
オタク特有の早口が出ないように注意したつもりでしたけど、たぶんすごく早口だったと思います。
その後、この二つの作品に出会えたこと、そのきっかけをくれた社さんに感謝の気持ちを伝えることができました。 それに対して社さんも「そうやって自分の好きなものの良さがいろんな人に伝わってくれることが一番うれしい」と言ってくれました。
もう感無量でした。
気づけば、制限時間でした。 あまりにも短く感じてしまいました。
思えば、スタッフにはがされるまでもう少し粘ればよかったと思いましたが、最後に何か言おうとして、とっさに出た言葉が、応援の言葉でもなんでもなく
「BISTROVER楽しんでください!」
でした。 人間テンパりすぎるとまったくわけわからんこと言うんですね。
こうして、個別トークの時間が終わりました。 たぶん人生の中で一番幸せな時間だったと思います。
普段はコメントやスパチャ、感想タグでしか伝えれない自分の気持ちをこうして1対1で伝える機会をくれたにじさんじには本当、感謝しかないです。
このようなイベントを開催してくれて本当にありがとうございました。
それはそうと、トークショーの後にカレー好きで箱内ではしられている、社さん
おすすめの神保町のカレー屋、ガヴィアルとボンディに行ってきました。 どちらもいままで食べたカレーの中でダントツに美味しかったです。
12月に開催される「ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン」のZepp YOKOHAMAでのリアルイベントに当選出来たら、また食べに行きたいです。
社さん、今回のイベントでは本当にありがとうございました。 これからもずっと推していきます。
今回のイベントの物販で買ったグッズ。みんな可愛らしい。
最後に、社さんのおススメの配信のアーカイブを貼っておきます。