クロノレガリアはとてつもなく面白いゲームです。
セガの法則、来ちゃいましたね。
自分もこのゲーム発表されたときは名前は変わるわキャラデザはもっさりしてるわムービーみてても面白さがわからないわで何一つ期待していませんでした。
ところがいざ稼働して蓋を開けてみれば、なんともはや。
自分の想像を上回る、とてつもなく面白いゲームがそこにはありました。
割と興奮気味にこの文章書いているので誇張が含まれるかもしれませんが、こればっかりは声を大にして言いたい。
クロノレガリア、めちゃくちゃ楽しいです。
・そもそもどんなゲームか
と思ってサイト見に行っても「ノンジャンルバトル」なんて銘打たれてて、これじゃあさっぱりだと思います。 たしかに今までにあったどのゲームとも同じとは言えない、不思議なゲームです。 あえて例えるなら
・全ての行動が1秒単位のカウントのタイミングで仕切られていて
・COJみたいにユニットを展開し
・ユニットはマスで区切られたレーンを一定カウントごとに1マス移動し
・ユニット同士がかちあうと一定カウント毎に戦闘が始まり(パワー/タフネスで殴り合う感じ)
・ワンダーランドウォーズみたいにスキル(道具使用、魔法詠唱)を使用し
・三国志大戦みたいにユニットが死んだら復活までペナルティタイムがあり
・三国志大戦みたいにユニットを対戦相手の城門に押し込んでゲージを削り
・勝利を目指す1on1のゲーム
です。ざっくり言えば「リアルタイムで進行するTCG」と表現するのが一番近いと思います。
このゲームは、どちらかというと、「マジック:ザ・ギャザリング」でのインスタントタイミングでの攻防のようなリソースの飛ばし合いが好きな人に向いていると思います。
あとは「ハンドアド」とか「テンポアド」とか「ライフレース」とか「コントロール」とか好きな人には刺さると思います。
このゲームはMTGや遊戯王のように多数のクリーチャーを召喚して戦うのではなく、
・6人のキャラの中から4人を選出し、
・各キャラごとのデッキにでカードを6枚選び(同名カードは複数枚入れられないので6種6枚になる)
・計24枚のデッキを作成し、戦う
ことになります。
・ゲームの進め方
そして、いざゲームが始まると、
・制限時間120秒でカウントがスタート
・一定カウント毎に、MPが1回復、そして「カードストック」が1上昇し、手札に空きがあればカードがドローできる(ランクⅤ以上では、どのキャラのカードを引くか任意で選択できる)
・MPは最大12までストックできる。COJと同じ。
・ドローされたカードは各キャラごとに3枚までカードを手札として保持できる。3枚✕4キャラで計12枚。
・カードにはそれぞれ種類があり(武器、道具、魔法)、使用するのに必要なMPが記されている。
・武器カードを使用し、5つのうち1つレーンを選択し、出撃を行うと、キャラが武器を装備し、一定カウント毎にマスで区切られたレーンを進む。
・道具カードを使用すると、即座に効果が発動する。計略みたいなもん。
・魔法カードを使うとキャラが進軍中なら足を止めた後に、待機中なら詠唱するエリアに出現した後に、所定の詠唱時間を経て、効果が発動する。いわばため計略。
・道具カードと魔法カードは、持ち主のキャラが相手のキャラと戦闘中の際には使用できなくなるので注意が必要。
・カードは不要なカードを1MPと交換することができる。COJの軽減システムの上位互換。また、埋まった手札枠の解消にもなる。
・相手のキャラとレーン上で相対すると、自動的に戦闘のカウントが始まる。
・3秒のカウントの後、お互いのキャラが同時に武器を参照した攻撃力で殴り合い、HPにダメージを与える。
・HPが0以下になったキャラは行動不能となり、待機状態に戻り、一定時間操作ができなくなる。
・レーンの一番奥、つまり敵のユニット出撃地点まで自分のキャラを進軍させることができると、敵城に「ダイレクトアタック」が発動し、攻撃力分のダメージを与える。
・このようにして城のゲージを削り合い、「先に相手の城ゲージを0にする」か、「制限時間終了時に、より多くゲージが残っている」ことができれば、ゲームに勝利する。
・補足:各プレイヤーはゲーム中に「レガリア」という大戦シリーズで言うところの宝具や奥義のような、一定のカードのプレイにより蓄積し、使用可能になる強力な効果を使用することができる。 対戦開始前から以下の4つから効果選ぶことになる。
・クロノスタシス・・・対戦相手の全てのカウント(攻撃、詠唱、MP、ドロー)を3カウント停止する。ザ・ワールド。
・ヒールネクタル・・・出撃中のキャラのHP50回復、行動不能中のキャラの復活カウント14減少。 再起の法+増援の法。
・アレスオーダー・・・出撃中のキャラの攻撃力+20。効果は永続。 大攻勢。
・ラストオラクル・・・カードストック+5。実質MP+5とも取れるのでかなり使い勝手が良い。 一回目の修正後のワンダフルハンド。
実際の様子はムービーをみたほうがいいと思います。
・キャラとそのカードの特徴(ざっくり)
・アレク (cv:武内駿輔)
大神ゼウスの子孫。戦闘を得意とするオーソドックスなキャラクター。
所有するカードは「戦闘を繰り返すごとに攻撃力が10上がる/上げるバフを撒く」、「自分/味方の攻撃力を20上げる」といった内容のカードが多く、非常にわかりやすい構成です。。
移動も並、体力少し高めとまさに初心者向けなキャラです。
・ルカ (cv:高垣彩陽)
月神アルテミスの子孫。素早い行動とトリッキーな戦闘スキルが特徴。
ルカは、なんと行っても「他のキャラが1マス移動するのに3カウントかかるところを2カウントで移動できる」のが特徴です。
使用するカードも「戦闘時のクリティカル発生率アップ」、「城門攻撃時のみダメージにバフ」「味方キャラの速度を上げる」「MTGでいうところの先制攻撃」など。
・ロッタ (cv:上田麗奈)
炉神ヘスティアの子孫。豊富な回復カードが特徴。
回復と経験値アップ、これに付きます。「HP回復」、「経験値バラマキ」、「ドロースピード上昇」と完全な戦闘してるユニットへの支援に特化したサポートタイプで戦闘は素のHPの低さと「戦闘中は魔法、道具カードが使用できない」というシステムの都合上戦うのはほぼ無理です。
・ミーシャ (cv:明坂聡美)
女神ヘラの子孫。敵へのデバフ、戦闘を介さないダメージ攻撃が特徴。
カードは「敵の攻撃力の低下」、「魔法によるユニットへのバーンダメージ」「敵の経験値低下」など。 こちらも素のHPは低く戦闘は苦手。 とにかく裏方要因。 個人的に一番可愛いと思います。
・ベルナリオ (cv:竹内良太)
太陽神アポロンの子孫。耐久に優れたHPとダメージカット、MP面の支援が得意。
「一定割合でのダメージカット」、「MP回復/回復速度上昇」が得意なものの、ベルナリオは「自分だけ移動のカウントが4」というデメリットもあり、戦闘も耐えて耐えて凌ぐ防御寄りのキャラクターです。
・ソーケン (cv:古川慎)
賢神ディオニュソスの子孫。 豊穣のわりには、「移動のワープ」、
「敵味方のバウンス」 が得意なキャラ。 しかしバウンスのシステムの都合上、「事実上の確定除去」と化している。 (キャラがバウンスされると、装備していた武器は手札に戻らない。)
戦闘に関するスキルは持たないが、HPがミーシャたちよりは高い。
コントロールデッキが好きな人にはもちろん会いますし、移動スキルを用いたアグロなムーブも可能です。
とまあこのようなキャラの中から、4体を組み合わせてデッキを作り、戦うことになります。
たった6キャラながら、それらのもたらすシナジーはなかなかに多彩です。
・ルカの高速移動を活かしたアグロとソーケンのレーン移動による戦闘を回避する戦術。
・アレクの戦闘ごとの攻撃力上昇とロッタの回復により継戦力を高め、どんどん攻撃力をあげて巨大な一撃を決める戦術。
・ミーシャの強力なバーンでユニットを焼きつつ、ソーケンのバウンスで相手のテンポを損ない、その好きにルカですばやく攻城ダメージを通す戦術。
など様々なやりかたを模索でき、自分は未だ初心者レベルのマッチング(ランクⅣ)ながら、とても楽しいゲームを繰り広げることができています。
「タイムカウントで仕切られたゲームシステム」というのもなかなかにうまくできており、一見のんびりとしたゲーム展開ながらも、1カウントの遅れが致命傷になることも多々あり、想像以上に頭をフル回転させながらゲームをすることになります。
これがすごく楽しいです。
特に戦闘中は、自分も敵もめまぐるしく、バフやデバフを打ち合うことになり、息もつかぬ展開となりまっす。 この攻防が「死線をくぐり抜ける」感があって楽しいです。
あと、言い忘れていましたが、主人公はクロノス(cv:中村悠一) 、時の神です。
レガリア発動のときとゲーム開始と終了時とガチャ引くときくらいしか喋りません。
アップデートで美猴と大聖の声にチェンジできるようにしてほしい。
・カードゲームなら課金とかどうなの?
と思われると思いますが、このゲーム、そのへんはわりかし良心的です。
「デッキに同じカードは1枚までなので、通常のTCGのように複数枚揃える必要は無い」
「いわゆる、「カードを重ねて強化」といった要素はない」
「毎日、9クレでカードが15枚、内、SR以上とUR以上が1枚ずつ確定」(カードのレア度は下から順に、N→R→SR→UR→LE)
「今なら対戦を7回プレイ、「クロレガ.NET」に登録すれば計5枚のLE確定単発ガチャチケットがもらえる」
「一試合毎にカードを1枚または2枚もらえる(一試合毎に消費するCP(1CP1円、1試合100CP~150CP))」
「ダブったカードを25枚分解することでSR確定ガチャが回せる」
など、かなり良心的な設計になっています。アーケードゲームなので、確率の明記こそされていませんが、どこぞやの英霊召喚ゲームと比べれば一目瞭然の両親設計です。
正直、これまでのアーケードゲームでの反省点をかなり活かしたゲームだと思います。
そのため、遊んでいてもゲームシステムにそれといった不満を感じることは殆どありません。
ぜひ、一度遊んでみてください。そしてその奥深さ、面白さを体験してみてください。